設計リポート3


  設計者として・・・ 

  • 設計とは、1番に施主の漠然とした考えを具体的に図面化・文書化し、施工業者にわかりやすく伝えることです。 
  • 医療施設や福祉施設のような特殊建築物の設計するためには、如何に経験を重ねQAを自分の知識の中に持っていかなくてはなりません、同種の設計を専門にすることでその経験を数多くすることができます。そのため、設計段階での問題点や、考慮・苦慮する部分というのが見えてきます。

 設計趣旨  

  • 既存の現在のイメージを大切にするとともに、外来クリニック部門の清潔感と透析センター部門のゆったりとし、寛げる空間作りに配慮しました。透析室の照明は、通路部分に主照明を配置しベッドの上部には間接照明を効率良く、かつ、寝状態でまぶしくないように配慮しました。  
  • 外壁には砂岩調の仕上げを施し、玄関周りは石調のタイルを貼りアクセントを付けました、風除室は外壁と対照的に、白を基調とし清潔感と透明感を演出し、透析センターにはベーシックなアースカラーを使用しブラウンカラーでまとめました。また、外来クリニックには、ニュートラル カラーを基調とし、グレーとホワイトにまとめました。 
  • プランには、クリニック部門と透析センター部門に分かれるようにすることにより、双方の患者の動線が極力交わらないように考慮しました。一番苦労した部分は、既存の建物なので決められたスペースの中でいかに無駄なスペースを作らずに、必要な空間を確保するかでした。そこで、廊下などの無駄なスペースを極力減らしスペースを効率良く配置すること、患者・職員の動線を短くし、効率良くすることでした。